乙女理論とその周辺 レビュー [ゲームレビュー]
乙女理論とその周辺(Navel）
パリってきたー。
乙女理論＋本編アペンドの感想を書いてみます。
シナリオ
『乙女理論とその周辺』は本編のバッドエンドに続く後日談ってことでどうなるか不安でしたが、そんな不安を吹き飛ばすようなよい内容でした。
ひとことで言ってしまえば「愛」のお話なのかもしれません。家族愛に恋人同士の恋愛に兄妹愛に。
メインはりそなの成長物語です。他2人攻略できるけど、キャラクターのよさはともかくシナリオ的にはりそなの前座にしかなりませんでした。
あと、そこに付随して前作では明かされなかった（わざと明かさなかった？）大蔵家に深くかかわる話がでてきます。
困難も多かったけど、そのたびに乗り越えて、その乗り越え方が本当に好きなシナリオの流れでした。一番の困難な場面からの流れは本当に泣きそうになったくらい感情を揺り動かされました。
言葉遊びが多いギャグも自分は結構好きだし、全体を通して楽しめるところとシナリオが興味深いことが合わさって、凄くよかった。
グラフィック
鈴平ひろと西又葵という有名原画2名体制。
新攻略キャラは西又さん担当ですね。二人とも有名な方なので、私が特に言うこともないかなーと。
グラフィック面でも特別言うことはないかなと思います。
音楽
今回もクオリティに特に問題ない。BGMボーカルは追加18曲。前作から使いまわしてる曲もあるけど、続編ってことを考えれば気にならないでしょう。
緊張感あるシーンで、緊張感をあおるBGMがいいなぁと思いました。
ボーカル曲は今回も主題歌いいなぁと思います。ED曲はちょっと弱いかなぁ。
声優に関しても特に問題ないかと。敢えていえば、アフターの朝日に声がついていたことが若干の違和感かもしれない。今まで声なしだったから。
衣遠兄さまや某シナリオでのとある人のように大声で笑うキャラを全力で演技するのを聞くと、声優っていう職業そのものが凄いって思える感じですよ。
総評
前回の総評でりそなが攻略できないなんて、とか書いてたら攻略できる後日談が出てきてさすがはNavelと思った次第。
前作はりそなを攻略ヒロインにするのをやりたくてもできなかったんですねーっていうのは、乙女理論をクリアしてわかりました。
妹を攻略する話を書くには、どうしてもめんどくさすぎる大蔵家について書くことから逃げられないから…。
なんですかねぇ、あのめんどくさい一家。主人公の朝日…じゃなかったゆーせーくんはよくまっすぐ育ったものだと思います。
しかし、そのめんどくさい一家をきちんと書いたからこそ、そこを踏み台にして成長していくりそなの話が読めたわけで。本当によい話を読ませてもらいました。
Navelスタッフにはその点については感謝を。
本編の『月に寄りそう乙女の作法』アフターに関しては、衣遠兄さまが本編とは違った一面を見せてて、ヒロインがデレるのを見るはずが、衣遠兄さまがちょっとデレたのを見せつけられるという謎の側面がありましたね。
いや、ヒロインも可愛いんだけど、衣遠にかなり食われた感がひどい。いや、そこが楽しいのは確かだし、主人公にとって兄が大きな存在なのは知ってるけど、これでいいのかって気もします（笑。
特に本編から人気も話も微妙な感じだった湊なんて、湊より衣遠の方がかわいい反応だったなんてことも…。いや、それはないか。ないよね？
それとは別にサブヒロインでは「入る！」の人が結構好きです。思い込みも激しそうだけど、判断が求められるときにきちんと理性的な判断ができるキャラで好感がもてました。
プレイ前はもう少し大蔵家とかの核心の話については、恋愛ゲーム的な本筋とずれるから浅い触れ方で終わるのかと思ってました。
だからこそ、ちょっと茶番っぽいところはあるにしても、きちんと書ききったところに真心をこめて高評価をしたいと思います。
パリってきたー。
乙女理論＋本編アペンドの感想を書いてみます。
シナリオ
『乙女理論とその周辺』は本編のバッドエンドに続く後日談ってことでどうなるか不安でしたが、そんな不安を吹き飛ばすようなよい内容でした。
ひとことで言ってしまえば「愛」のお話なのかもしれません。家族愛に恋人同士の恋愛に兄妹愛に。
メインはりそなの成長物語です。他2人攻略できるけど、キャラクターのよさはともかくシナリオ的にはりそなの前座にしかなりませんでした。
あと、そこに付随して前作では明かされなかった（わざと明かさなかった？）大蔵家に深くかかわる話がでてきます。
困難も多かったけど、そのたびに乗り越えて、その乗り越え方が本当に好きなシナリオの流れでした。一番の困難な場面からの流れは本当に泣きそうになったくらい感情を揺り動かされました。
言葉遊びが多いギャグも自分は結構好きだし、全体を通して楽しめるところとシナリオが興味深いことが合わさって、凄くよかった。
グラフィック
鈴平ひろと西又葵という有名原画2名体制。
新攻略キャラは西又さん担当ですね。二人とも有名な方なので、私が特に言うこともないかなーと。
グラフィック面でも特別言うことはないかなと思います。
音楽
今回もクオリティに特に問題ない。BGMボーカルは追加18曲。前作から使いまわしてる曲もあるけど、続編ってことを考えれば気にならないでしょう。
緊張感あるシーンで、緊張感をあおるBGMがいいなぁと思いました。
ボーカル曲は今回も主題歌いいなぁと思います。ED曲はちょっと弱いかなぁ。
声優に関しても特に問題ないかと。敢えていえば、アフターの朝日に声がついていたことが若干の違和感かもしれない。今まで声なしだったから。
衣遠兄さまや某シナリオでのとある人のように大声で笑うキャラを全力で演技するのを聞くと、声優っていう職業そのものが凄いって思える感じですよ。
総評
前回の総評でりそなが攻略できないなんて、とか書いてたら攻略できる後日談が出てきてさすがはNavelと思った次第。
前作はりそなを攻略ヒロインにするのをやりたくてもできなかったんですねーっていうのは、乙女理論をクリアしてわかりました。
妹を攻略する話を書くには、どうしてもめんどくさすぎる大蔵家について書くことから逃げられないから…。
なんですかねぇ、あのめんどくさい一家。主人公の朝日…じゃなかったゆーせーくんはよくまっすぐ育ったものだと思います。
しかし、そのめんどくさい一家をきちんと書いたからこそ、そこを踏み台にして成長していくりそなの話が読めたわけで。本当によい話を読ませてもらいました。
Navelスタッフにはその点については感謝を。
本編の『月に寄りそう乙女の作法』アフターに関しては、衣遠兄さまが本編とは違った一面を見せてて、ヒロインがデレるのを見るはずが、衣遠兄さまがちょっとデレたのを見せつけられるという謎の側面がありましたね。
いや、ヒロインも可愛いんだけど、衣遠にかなり食われた感がひどい。いや、そこが楽しいのは確かだし、主人公にとって兄が大きな存在なのは知ってるけど、これでいいのかって気もします（笑。
特に本編から人気も話も微妙な感じだった湊なんて、湊より衣遠の方がかわいい反応だったなんてことも…。いや、それはないか。ないよね？
それとは別にサブヒロインでは「入る！」の人が結構好きです。思い込みも激しそうだけど、判断が求められるときにきちんと理性的な判断ができるキャラで好感がもてました。
プレイ前はもう少し大蔵家とかの核心の話については、恋愛ゲーム的な本筋とずれるから浅い触れ方で終わるのかと思ってました。
だからこそ、ちょっと茶番っぽいところはあるにしても、きちんと書ききったところに真心をこめて高評価をしたいと思います。
2013-08-13 00:42
コメント(2)
ついにパリっちゃいましたか。
いや、ホントいい作品ですよねこれ。特にヒロインの衣遠兄様がデレた時の破壊力といったらもう！
ウキャザマスさんの顔芸も地味に素敵でしたが、やはりこのゲームは衣遠兄様ゲーでしたね。
by jade (2013-08-13 20:29)
jadeさんへ
ヒロインの衣遠兄様とか冗談にならないから！
ツンデレ属性のよさを久々に思い知った気がします。お優しき衣遠兄様のおかげで（笑。
by wing_t (2013-08-16 01:06)